無能な働き者
ゼークトの組織論を知っているだろうか。
具体的に言えば、組織の人間はおおよそ4つに大別できるとして、有能な怠け者、有能な働き者、無能な怠け者、無能な働き者になる、という論である。ここまで聞けば、聞いたことのある人も多いと思う。
これには続きがあって、有能な怠け者は指揮官に、有能な働き者は参謀に、無能な怠け者は下級兵士または連絡将校に向いている。無能な働き者は銃殺刑に処すしかない。解釈はさまざまあるが、およそこのような意味だ。
何となくわかると思うが、これは軍隊の組織論だ。
軍隊は特殊な組織で、これをたとえば会社だったり、学校だったり、別の組織に適用するには変換が必要だ。
さて、本記事ではこれを所謂サラリーマンに当てはめたいと思う。
やり方は単純だ。
有能とはなにか。無能とはなにか。働き者とはなにか。怠け者とはなにか。これらを整理し、組み合わせるだけである。
面倒なので過程は省こう。有能とは高い情報処理能力があり、適度なコミュニケーション力があること。無能とはその逆で、愚鈍でコミュ障だ。
働き者とは、与えられた仕事プラスなにかをするということ。怠け者とはその逆で、与えられた仕事しかしないことと結論付けた。
あとはこれを組み合わせるといい。
有能な怠け者は肝が据わっているので部長以上、有能な働き者は課長あるいは部長、無能な怠け者は係長、主任、ほとんどはヒラ、無能な働き者はクビ。
あくまで持論なので、各自の解釈に当てはめてほしい。
ちなみに関係しそうな持論がある
無能、有能は立場に対して相対的である。というもので、
ヒラなら有能だが、昇進したら無能になった。とか
国の至宝と言われたサッカー選手が転身してラグビーをやったらあまりにひどい。とか
ともかく持論って持っとくといいんじゃないかと思う。猫は常に足から着地するとか、バターを塗ったトーストは常に塗った面から落ちる、とかふざけたものじゃなくてね。